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戦争に対する現代社会の向き合い方について考える 山口県 船舶 修 理 ドローン事業

こんにちは、代表の大西です。

靖国神社の閣僚参拝問題。靖国神社は戦争指導者を「神」として祀っている特殊な神
社ということで、世界各国から閣僚の参拝について「戦争美化」という観点から非難
を浴びていることはご承知の通りですね。

戦争は起こしてはならない、と誰もが学校教育で学んだと思いますが、そもそも「な
ぜ」戦争をしなければならなかったのか、そこに着目して今日は少しお話をし、本当
に繰り返すことがないのかについて考察してみようと思います。

歴史上すべての戦争に着目すると膨大な文章になってしまいますので、今日は、日本
本土に被害がおよび、1945年に終戦した太平洋戦争に着目していきます。

そもそも太平洋戦争は、一言で言えば「資源」を確保するために起こった戦争と言い
切って差し支えはないと私は考えています。

時は1900年前半、明治時代の中期から後期。当時から日本の埋蔵されているエネル
ギー資源は石炭くらいしかありませんので、現代と同じく石油などの資源は輸入に
頼っていました。また、生糸などをアメリカへ輸出する産業なんかは、日本経済にお
いて大きなウェイトを占めていたと言われています。これは、現代でも輸出大国であ
る日本の経済状況がとても似ていますね。そうして日本も明治維新を経て、着々と近
代化が進んでいったわけです。

世界的にも貿易が盛んになった時に、大事件が発生します。1924年に発生した「世界
大恐慌」であり、これはアメリカの経済破綻が原因と言われています。時代背景とし
て、1914年に勃発した第一次世界大戦において、アメリカはその舞台となったヨー
ロッパへ軍需物資や農産物を数多く輸出し、大変に富を得ていたと言われています。
終戦後は、ヨーロッパ諸国を支援するため資金援助(融資)も行い、この時に、アメリ
カが事実上のトップになったと言われています。そしてその有り余る資金を事業に投
資し、様々な家電製品などをどんどん生産していきました。アメリカ内部はもう大変
な好景気であり、「作れば売れる」といういわゆるバブル状態にあり、このとき「投
資ブーム」が起きました。

投資すれば必ず儲かる、こんな国になっていたわけですが、今ほど投資に対して情報
もない時代、その株に対する配当の実態は世界中から投資により流れ込むお金の余剰
分が回ってきていただけで、生産会社の利益が配当されるという常識を逸脱した状態
にあったのです。そして、生産に対する需要と供給のバランスがこのころから崩れ始
めます。生産したものは国民におおむね行きわたってしまい、もはや需要がなくなっ
たにも関わらず、投資ブームに乗って資金を得た企業はどんどん生産を続ける。こん
な不安定な状況で、株価と経営状態がいつまでも良い状況が続くはずはないと一部の
投資家がアメリカ企業の株を売り始めたところで株価の上昇がストップ。この事実が
さらなる投資家への不安をあおることとなり、一挙に株を売却する。もちろん、利益
など出ていないので、遅れて売却した人は、とんでもなく安値で売ることになったと
思います。

こうしてアメリカ経済は破綻、さらにはアメリカからの資金援助を受けられなくなっ
た諸外国も相次いで破綻していき、これが世界中に影響して「世界大恐慌」が始まっ
ていき、世界的な貿易にも大きな影響を及ぼしたことは言うまでもありません。

さて、このアメリカ経済の破綻については日本ももれなく大打撃を受けてしまいま
す。そこで日本は、いわゆる「自給自足国家」となることを決意するわけです。しか
しながら日本はエネルギーを自給することができません。そのためには、エネルギー
を自給できる「土地」を入手しなければならないと考えたわけですね。そうして日本
はその後、資源が潤沢にあると言われていた東南アジア諸国の占有や、満州国の建国
を、(誤解を恐れずに言うと)武力も行使しながら進めていったという歴史的背景が
あります。

しかし当時は、特に東南アジア諸国は第一次世界大戦により有力国の植民地状態にあ
り、これに日本が侵攻していったことから、太平洋戦争に後につながっていくわけで
す。

時を同じくしてこの時、世界中で同じようなことが起こっており、これらを総称した
ものが、第二次世界大戦と呼ばれていることは、皆さんご存じの通りです。

太平洋戦争の詳しい内容についてはここでは割愛しますが、この経緯を見て、結果と
して「敗戦国」となった日本についてどう思われますか?

武力は確かに望ましくないと思いますが、ただの国どうしの喧嘩ではなく、必死に国
を守るために必然的に起こったものという解釈も、決して間違っているとは言い切れ
ません。

私の大好きな政治家、石原慎太郎さんの「国を守る」という意思に共感できる人は多
いのではないでしょうか。

さて、今日は主に世界恐慌をメインの題材として挙げましたが、これには実は理由が
あります。決して戦争について書きたかったわけではありません。

「アメリカ」「投資ブーム」「戦争」

なんか、この3つのキーワード、世界恐慌から100年の時を経て、繰り返していません
か?

おまけに現代の軍事事情は、当時よりもはるかに強靭になっていませんか?

これが、私の思い過しであってくれと、願うばかりです。

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