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海にまつわる怖い話  山口県 船舶修理 新造船建造

こんにちは、代表の大西です。

おお…なんというテーマなんでしょう。
お化け系の話ではないのでご安心ください。

近年、プレジャーボートなどの小型船舶において、海難事故が多発しているようです。その原因の多くが、機関故障、すなわちエンジンや機械のトラブルだそうです。

これらは総じて、扱いが簡単であり、実際のところ手順さえ踏めば、小学生でも操縦は可能だと思います。そしてこれは、自動車でも同じことが言えます。AT車ですと、ペダルに足が届けば、本当に小学生でも動かすことはできますよね。

ここで自動車を引き合いに出したのには訳がありまして、車は陸上を走りますね。なおかつ、携帯電話網が発達した今、トラブルを起こした場所が普通の道路であれば、ロードサービスは必ず到達できます。

まあ、私は林道でオフロードバイクを破壊して、路頭に迷ったことはありますが…

では船の世界を想像してみてください。

時間は真夜中。
天気は雨。
乗っている船は9mそこそこのフィッシングボート。
波が高く、エンジンルームに浸水。
電気系トラブルが発生。
船内の全ての電気が遮断。
エンジンが止まった。
電気がないから再始動できない。
携帯電話は圏外。
船の無線設備は壊れたまま修理していない。
乗船者は船長含め、釣り仲間3名。
工具もなければエンジンや機械に詳しい人もいない。
救命設備はライフジャケットのみ。
食料は、各自が持ってきた軽食のみ。
見渡すが、周辺にへ他の船の姿もない。

陸の明かりは一切見えず、たぶん陸から10海里近くまで走ってきた。
※20海里=約18km

さて、皆さんならどうしますか?
この状況に遭遇したら、もうほとんどの人は、命の危機を感じ、るはずです。

右往左往しているあいだに低気圧が接近。前線が発生し、雨足や風が強くなってきた。風邪の影響で波も高くなってきた。

改めて言います。
電気のトラブルにつき、いま船は真っ暗闇の海の上にいます。

見渡す限りの闇の世界、想像するだけでゾッとします。

そう、船を動かせるだけではダメなんです。何かあったときにはしっかりとトラブルシューティングを行い、もし事が起こっても、あらゆる目線から検討を行い、乗っている人たちでなんとかしないといけないんです。

もちろん、救助を求めるのに必要な備品類は、法的に規定されていますが、これらも確実に点検を行い、有事の際にはそれを取り扱えるよう、日々訓練をしている必要があります。

このように、船に乗ると言うことは、相応の知識と経験が必要なわけで、私の海上でのサービスの目指すところなのです。

自然は簡単に人の命を奪ってしまう。
しかしその自然の摂理を利用して人類は発展し、今の暮らしがある。

皆さんも、こういうことを、たまに考えてみては、いかがでしょうか?

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