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日別アーカイブ: 2025年2月13日

新⭐︎解釈 船舶修理の極意 山口県 船舶工務 船舶修 理 ドローン

こんにちは、代表の大西です。

本日、昔大変にお世話になった方の身内のご不幸に際し、その通夜式に参列させていただきました。故人様のご冥福を謹んでお祈り致しますとともに、少しばかり早いお別れとなったまだ若いご子息へ、この機を糧に、強く逞しく大きくなってほしいと望む一日でございました。

ある種、自然の摂理とも言える人生の終焉とは真逆に、船舶の長寿命化を強く望まれる渦中の我々船舶修理業界において、こちらもまた、悲しい事情に遭遇しております。

船舶の貴重な保守整備のタイミングであるドック期間において、それらを請け負うはずのドックから、オーダーを一方的にキャンセルされたという知らせが届き、この由々しき事態にどう対処して行くべきか、考える日々が始まりました。

船舶を守るべき法律である「船舶安全法」。私はこの法律がもつ効力と現場の実態にいささか疑問を持って今に至ります。極論を申しますと、船舶の血管ともいえる重要なパイプラインに破孔や亀裂がたとえあったとしても、船舶は検査をパスしてしまえるし、たとえエンジンに不具合があったとて、主要部品が見た目に良ければこれも検査は無事にパス。

逆に言えば、何も不具合がないにもかかわらず、検査のために無駄なオーバーホールを要求されるという実態もまた、国交省の長きにわたる現場軽視の真骨頂であろうと悔やんでなりません。

これらの状況から船を守り続けるために、我々整備士は日々格闘しているわけで、いかにお客様の金銭的、日程的な負担を削減するべく創意工夫しているのもまた、国すらも把握できていない実態と言えるでしょう。

もちろん、整備は定期的に行うべきものであり、修理を限りなく減らすという行為そのものではありますが、それを「年数」といういかにも公平なものさしで取り繕った法律は、米国由来の日本国憲法の誕生秘話にも及ぶほど浅はかな理論であり、現実とは大変かけ離れていると懸念しております。

船舶の長寿命化を実現できている裏には、日本のエンジンメーカーをはじめ多くの舶用機器メーカーによる、我々の知識など水滴にも及ばぬ膨大な経験値を礎に本当に素晴らしい製品を世に送り出している実態があります。「機械本体に起因する不具合」というものはほぼほぼ存在せず、「周辺構造や仕組み」が原因となり発生する事がほとんどであるという、弊社独自の概念を生み出した所以でもあります。

これら具体的な建造方法について規制するほどの技術的見解が含まれた法律文は存在せず、本当の意味で安全を担保する法規制は存在していない令和7年に何をすべきか。

どれだけIT化が進もうと、操船をAIがやろうとも、船舶が飛行機レベルの完璧な安全を手に入れる日はやって来ないことはわかっておきながら、ドックや整備業界においても、ビジネス効率を重視して船舶の安全を軽視するこの風潮は、これこそ失われた30年の日本が生み出した我々業界内での負の財産であり、これに対策をたてる機関すら存在していないのではと考えられます。

「ならば私がこの問題に立ち向かう」

これが次世代の暮らしを守ることにつながると信じ、徹底的に訴え続けていく所存です。

これが私の、船舶修理業界に対する新解釈であり、同業全社に共有したい信念です。

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